どうも、映画ファンの皆さん! 今回も映画について語りましょう。
宇宙ではあなたの悲鳴は誰も聞こえない…
↑このキャッチフレーズ強い。私はものすごく好みです。
また例にもれず、リドリースコット監督作品レビューしていきます!
1979年公開の映画『エイリアン』は、SF映画とホラー映画の融合によって生まれた傑作です。
リドリー・スコット監督による緊張感あふれる演出と、美術・音響・演技が一体となったこの作品は、映画史に残る革命的な作品として評価されています。
この作品はもはや芸術ですが、ひとつだけ。
ちょっとだけ暇な時間があると思ってしまいました…
ともかく!この記事では、『エイリアン』の魅力をストーリーやキャスティング、映画制作の裏側まで掘り下げて解説します!
ストーリーの詳細な流れとキャスティング
物語の舞台は、商業宇宙船「ノストロモ号」。
地球へ帰還中のクルーたちは、未確認の信号を受けて謎の惑星に着陸します。
そこで発見されたのは、未知の生命体「フェイスハガー」とエイリアンの卵。
クルーの一人が感染し、船内で次々に仲間がエイリアンに襲われる恐怖が始まります。
• リプリー役:シガニー・ウィーバー
主人公エレン・リプリーは、当時としては珍しい女性アクションヒーロー像を確立しました。シガニー・ウィーバーはこの役で一躍スターとなり、以降の映画史に大きな影響を与えました。
• アッシュ役:イアン・ホルム
謎めいた科学者アッシュの正体が明かされる場面は、本作の重要なターニングポイントです。
• パーカー役:ヤフェット・コットー、ランバート役:ヴェロニカ・カートライト
個性的なクルーたちが、物語に深みを与えています。
映画の魅力と監督について
リドリー・スコット監督の手腕は、緊張感を極限まで高める演出にあります。
特に、「見せない恐怖」を徹底し、エイリアンの全貌がなかなか明らかにされない点が観客の想像力を刺激します。
監督はインタビューで、「観客が何を怖がるかを常に考えた」と語っています(公式インタビュー)。
映像やセットの造り込みについて
本作のもう一つの魅力は、異次元の世界観を構築した美術とセットデザインです。
• H.R.ギーガーのデザイン
エイリアンの生物デザインや、船内の異質なインテリアは、スイスのアーティストH.R.ギーガーによるもの。
彼の「バイオメカニカルアート」は、エイリアンの不気味さを引き立てています。
• ノストロモ号の内部セット
汚れた壁や狭い通路など、生活感のあるリアルな造りがクルーたちの孤立感と恐怖を
強調します。
• 音響デザイン
無音の宇宙空間とノストロモ号の機械音が、観客を没入させます。
エイリアンが現れるシーンでは心拍音のような音楽が流れ、緊張感を倍増させます。
SF映画としての立ち位置
『エイリアン』は、1970年代に台頭したリアル志向のSF映画の流れを汲みつつ、ホラー要素を取り入れたことで独自のジャンルを確立しました。
『スター・ウォーズ』(1977年)の影響で宇宙を舞台にした映画が流行していましたが、本作はリアルな恐怖描写で差別化に成功しました。
見どころシーン解説
1. フェイスハガーとの遭遇
謎の卵から飛び出すフェイスハガー。
人体に寄生するこの生命体の描写は、生理的嫌悪感を刺激します。
2. チェストバスター誕生
寄生されたクルーの胸から飛び出すエイリアン。このシーンは特殊効果のリアリティが高く、観客に衝撃を与えました。
3. リプリー対エイリアン
クライマックスでリプリーがエイリアンと対峙する場面は、緊張感のピークです。
ラストシーンについて
リプリーがエイリアンとの攻防の中で見つけた攻略法は、主人公の知恵と勇気が光る場面です。またノストロモ号の爆破や、最後の生き残りとしての孤独感も余韻を残します。
小ネタとトリビア
• 本物の恐怖演技
チェストバスターのシーンでは、キャストには詳細が伏せられており、撮影中の
リアクションはほぼアドリブでした。
• エイリアンの中身
エイリアンのスーツを着て演じたのは、身長が2m以上あるボランティアの
ナイジェリア人俳優、ボラジ・バデジョ。
• エイリアンのヨダレの秘密
エイリアンのヨダレは、本物のK-Yゼリーを使っていました。
シリーズ作とその関連性
『エイリアン』は、後に複数の続編やスピンオフ作品を生み出しました。
特に『エイリアン2』(1986年、監督:ジェームズ・キャメロン)はアクション性を強調した傑作として知られています。また、近年の『プロメテウス』(2012年)や『エイリアン:コヴェナント』(2017年)は、エイリアンの起源を探るストーリーとなっています。最新作『エイリアン・ロムルス』も素晴らしいです。これまでの定説を覆す、エイリアンの攻略など見所満載!
まとめ
『エイリアン』は、公開から40年以上経った今でも新たなファンを生み続ける不朽の名作です。SFホラーの金字塔として、ぜひ劇場でその緊張感を体験してください!
おわり